夜尿症(おねしょ)予防は水分摂取がカギ!!そのポイントとは!

夜尿症を予防したい時は水分コントロールをしましょう!

 

「寝る前にそんなに飲んじゃダメよ!おねしょしちゃうわよ!」

「おねしょ」常習犯の子供に対してこんなセリフ言ったことありませんか?

夜尿症を予防するには、寝る前の水分制限は必須です!

でも、人間は体重の約2/3が水分で出来た生き物 

 

1日普通に生活しているだけで「約2〜2.5リットル の水分が失われる」と考えられています。
そのぶんを食事や飲水で取り戻さなければなりません。
特に発熱や運動、夏の暑さなどで汗をかいた時、下痢や嘔吐をした時はたくさんの水分補給が必要になります。

 

おねしょ予防の為とはいえ過度な水分制限をしてしまうと脱水になり危険です。

特に子供は大人よりも新陳代謝が盛んなので気をつけましょう。

 

では、夜尿症のお子様がおねしょを予防しながら水分補給するには、どうしたら良いのでしょうか?

 

夜尿症のお子様の水分補給は午前中にすべし!!

 

常識的な発想ですが、これにはきちんとした理由があります。

 

人の体は水分を取り込んでか尿になるまでだいたい3時間かかるといわれています

 

もう少し詳しく説明しますと

飲み込んだ水分の8割ぐらいは3時間で尿になり

飲み込んだ水分が完全に尿になるには平均6時間かかるようです。

⇒我が子の「必要な水分量や尿量の詳しい計算方法」についてはこちら

ということは・・・。 

寝る時間から逆算して取り込む水分の量が、覚醒中に尿に変わる時間内であれば 
ガンガン水分とっても良いということですよね!

完全に尿になるまで6時間と考えて・・・。

 

21時頃に寝るとしたら・・・。
15時頃を過ぎたら水分を控えた方が良い。ということになりますね!

 

つまり

 

朝起きてから15時頃までの間に、一日に必要な水分を取れるのが理想!

 

では、朝起きてからどのようにしたら上手に水分がとれるのでしょうか?

 

夜尿症の予防に役立つ水分補給方法

 

<勝負の朝食>

まず小学生のお子様は昼間学校に行きますので、水筒持参OKの学校でなければなかなか難しいですよね・・・。
なので、朝に水分を十分に取り込むのがベスト!

朝食のメニューの中にできるだけ水分の多いものを取り入れましょう♪( ´θ`)ノ

 

水分の多い朝ごはんメニュー

 

・ご飯食ならば味噌汁をセットで

・パン食ならばスープやジュースをセットで 

・水分の多い果物や野菜
 (例えば いちご みかん類 レタス キュリなど)

・ゼリーやプリン類

・時短にオススメ⇒ お茶漬け や おじや(リゾット)

 

 

特にお茶漬けはいいですよ!

寒い朝は温まりますし味噌汁苦手なお子様でも食べやすいです。
最近ではキャラクターのカマボコ入りもあるので子供が朝から喜びます!

水分と腹持ちのいいお米を一度に取り込めますのでオススメです!!

 

 

でも「うちの子朝は食欲なくて・・・。」という場合はコップ1杯の水分(200ml)だけでもとりましょう。

 

人間は寝ている間は水分補給できません。
なのに寝汗などで水分は発散されてしまいます。

 

寝起きに水分補給することで 

・脱水予防になりますし

・胃腸が動き出して食欲もわき体の目も覚める

と「一石二鳥」良いことづくめです

 

朝の胃腸は空っぽの状態なのでぬるま湯(白湯) 温かいお茶などが適しています!

炭酸やカフェインの入った飲み物は胃腸がビッックリしてしまうのでオススメしません。
(さらにカフェインは利尿作用がありますので要注意です)

スポーツ飲料(市販品)は濃すぎるので、後で喉が乾きやすいです。
飲む場合は水で薄めた方が良いかもしれませんね!

 

朝に十分水分補給をしておくと体の水分バランスが整い、
午後に喉が乾くということを防ぎやすくなりますのでオススメです!

 

とはいうものの・・・・・。

子供ってなかなか親の思うように行動してくれませんよね(泣)

「食べない!!飲まない!!」とか・・・。 よくあることです

親が良かれと思って提供しても、子供にとっては「ありがた迷惑うるさい!」ってなるんですよね(泣)

まあ、こんな感じで子供が自己主張できるということは
ある意味「親子関係がうまくいっている」という証拠なので安心して、気長にさりげなく水分補給促して行きましょうね!!

 

余談ですが、水の飲み過ぎは危険ですのでほどほどに。
一気に大量に水を飲むと水中毒(めまい 頭痛など)という状態になる可能性があります。
朝からがぶ飲みすることは絶対にしないように気をつけてくださいね!

 

次に帰宅してから寝る前までの水分補給についてです。

 

<癒しのおやつ>

学校から帰ってくると、子供はお腹も空いているし喉も乾いていますよね。

 

早々「おやつタイム」になります。

だいたい、15時ぐらいの時間帯になると思いますがこの時が たっぷり水分補給できる 最後の時間帯になります。

夏ならばアイスもアリでしょうしジュースなどもOK 

みんなでワイワイ楽しく食べましょう!

 

この時間帯まで「あれはダメこれにしなさい」と強制することは
子供のストレスになる可能性もありますのでおやつはなんでもアリ!!

 

大人だってどうしてもビール飲みたい!!って時ありますし!その辺は臨機応変に!

私の信頼しているドクターが以前おっしゃっていた事があります。

 

 

虫歯になるから甘いお菓子はダメとかはやめた方が良いです。

子供の精神衛生上良くないです。 

食べるという行為は楽しいもの! 

自分だけ我慢とか食べれないというのはとても辛いこと。

命に関わる病気(アレルギーとか)でない限り 

過度な制限はやらない方がいいですよ。 

 

当時、虫歯を心配してチョコレートもアメもダメって禁止しまくっていた私は「はっ」としました!!

確かに周りの友達は食べているのに自分だけ食べれないって辛いですよね・・・。

 

甘やかしてなんでもダラダラ食べさせるのはダメだと思いますが、
本人と話し合って本人が望むのならばその希望を叶えて 「楽しい食事(おやつ)の時間を 提供したいなあ」と思いました。

 

夜尿症は命に関わる病気ではありません。
ジュースやアイスを食べたって困るのはおねしょして洗濯物が増えるぐらいです!

もし、「本気で子供が夜尿症を直したい!」って思えば自ら行動するようになると思います!

子供だって、自分が後々困るって理解すれば自ら頑張ります!


というわけで 

おやつの時間にたっぷり水分補給をして

体の水分も満たされると、寝るまでの間喉が乾くのを防ぐことができます!

 

では最後に夕食時のポイントです!

<夕食に要注意>

夜尿の予防には、夕食以降の水分補給は避けたいところ・・・。

 

喉が乾きやすい味付け(塩辛い、甘いもの)は要注意

 ⇒塩分制限についての詳しい理由と対策はこちら

寝る前にどうしても喉が渇いた時は、小さい氷を舐めたりして乗り越えるのがコツです!!
夜尿症は子供の体が成長し膀胱の機能やホルモンの分泌が働くようになれば克服できます

(いつ克服できるかは人それぞれなのが悩みどこですが・・・。)

無事に克服できれば水分制限をしなくても「おねしょ」しなくなります。
小学生になっても 「おねしょ」していると本人も親も色々と大変ですよね・・・。

 

水分を上手に取り込むことで防げるかもしれませんので、
夜尿症が克服できるその日まで色々と工夫してみましょう!