1歳半ぐらいから始まるトイトレ(トイレトレーニング)
某メーカーの幼児教材にもトイトレグッツがあり、親子共々トイトレに洗脳されちゃいますよね。
お友達が「うちはもう、パンツマンなのよー!」なんてオムツ卒業宣言されると
益々あせってしまい、追い詰められ親子してパニック・・・・。
そんなご経験ありませんか?
私はありますよ〜!!でも、3人育ててわかったこと。
「そんなに必死にならなくても、3歳ぐらいになるとトイレでするようになる」
一人目の時は、みんなに合わせて必死だったのよねえ。
早生まれの我が子は、同級生よりも発達が遅い。
できなくても当たり前なのに、なんかあせっちゃって・・・・。
でも3歳過ぎた頃から、急にトイレでできるようになりました。
二人目は保育園でトイトレを教育してくれたので、楽チンだったわ。
おかげさまで、3歳前にはオムツ卒業してました。
3人目は、ほぼ放置。
2歳半ぐらいからトイトレゆっくり初めて、3歳過ぎでほぼオムツ卒業!
まあ、手抜きしまくったけど問題ナッシングでした。
まあ、個人差あれど3歳ぐらいになればなんとかなるものなのですね。
で、問題はここから!!
幼少期の昼間は、親や保育園で定期的にトイレタイムを促します。
これでおもらしの被害も減るし、トイトレにもなるし一石二鳥!!と思ってたら・・・・。
実は、おしっこの促しがおねしょの可能性を高めるようなのです。
幼少期のトイトレが要注意なわけ
・幼少期に排尿を促しすぎると、膀胱に尿を貯めることができなくなり膀胱が成長せず小さいままになる。
・膀胱が小さいままですと、尿をたくさん貯めることができないので「おねしょ」しやすい状態になる。
幼少期は膀胱も成長する時期です。
ある程度膀胱に尿がたまると、体の神経回路が働いて膀胱の成長を促します。
それと同時に尿意の感覚もわかるようになります。
このシステムが正常に機能していれば、子供の膀胱は大きくなり尿を貯められるようになりますし、
尿意も自覚し「おもらし」しなくなります。
ところが、「おもらし」を心配するあまり
頻繁にトイレに誘導してしまうと、ちょこっとしか膀胱に尿が溜まってないのにすぐに排尿してしまうので
膀胱が成長することができず、さらには尿意の感覚もわかりにくくなるようです。
マジで〜!!!
では、我が子の膀胱がどれくらい成長しているかどうやって判断すればいいのでしょうか?
以下は目安の一例ですが参考までに・・・。
<膀胱の大きさを知る方法>
排尿時に計量カップで尿量を計る
・6歳前後で150ml
・7歳前後で200ml
・8歳前後で250ml以上
排尿量があれば膀胱の大きさが成長している証拠です。
70〜100mlぐらいで頻繁にトイレに行く癖があるようでしたら、膀胱が小さい可能性があるようです。
6歳以上で「おねしょ」が治らず、昼間の排尿量が100ml以下でしたら病院でご相談されるといいかもしれませんね。
<膀胱を大きくする方法>
小さい膀胱を大きくする方法として、排尿の我慢訓練があります。
排尿我慢訓練とは、尿意を感じた時にすぐに排尿せずギリギリまで我慢してから排尿する訓練です。
そうすることで、徐々に膀胱の大きさが広がり沢山尿を溜め込むことができるようになります。
しかし、我慢し過ぎたり、何回もやりすぎると尿が逆流して腎臓を傷つけたり感染症を起こす危険がありますので
必ず医師の指導とともに行うことをお勧めします!
(350ml以上尿を溜め込むのは危険ですので要注意です!)
ちなみに、幼児は我慢訓練する必要はないそうですよ。
成長段階ですし、膀胱いっぱいに尿がたまると自然と排尿(おもらし)しますので感染症のリスクは少ないです。
幼児期はトイトレの時の排尿誘導をほどほどにしてあげるだけでいいようです。
30分おきとか1時間おきなど過度な誘導は避けましょう。
それにしても、トイトレの過度な誘導が「おねしょ」の原因になるなんて・・・・。
思いあたる節も・・・。
初めての子育て・・・。
厳しくし過ぎたトイトレだったかもしれません。
ちなみに我が子は排尿量測ったら8歳で180mlで膀胱がやや小さめでした。
それよりも、抗利尿ホルモンのが少ない方が問題だったので薬対応でしたが・・・。
「おねしょ」の原因には、まだまだ、いろいろ、ありそうです・・・。
この記事の参考文献